白内障とはどのような病気ですか?

眼球の中でレンズの役割をする「水晶体」が、何らかの原因で濁る病気です。

眼球の中でレンズの役割をする「水晶体」が、何らかの原因で濁る病気です。

主に加齢のためといわれていて、誰にでも起こりうる病状です。
その程度には個人差がありますが、50歳代の約半数、60歳代で約60%、70歳代で80~90%、80歳以上ではほぼすべての方に白内障の所見が見られています。

白内障Q&A

Q 症状は?
A
視界が白くかすみ、見づらくなります。
形や色、明るさも減ってきたように感じるので、モノが正確に見分けにくくなります。
Q 治療方法は?
A
主に点眼薬で濁りの進行を遅くします。
Q 手術が必要ですか?
A
まったく負担がないわけではないので、生活に支障がある方、車の運転がしたい、目を使う仕事をしているなど、その生活状況に応じて手術をおすすめしています。
Q どんな手術ですか?
A
眼球の中の濁った水晶体を取り、人工レンズに変える手術です。
術後は眼鏡を使って視力を調整をしていきます。
Q 入院しなくても日帰りが可能ですか?
A

可能です。入院費用が不要で、手術を迎える緊張の度合いも軽いので高齢者の方に向いています。
手術後の送迎、点眼投薬、感染症の防止のための自宅での消毒などのケアが必要です。
術後の経過観察のための通院も必要です。

当院にて日帰り手術の対応が可能となりました。
入院手術がご希望の場合は、当院から設備が整った北野病院へご紹介して施行しております。

(北野病院でも木村忠貴医師が担当することができます。
その他豊中市民病院等手術を施行している病院であれば御希望の病院へ紹介しています。)

Q 痛くないですか?
A
痛み止めの麻酔を使用し、15~30分程度で終わります。
Q 通院は必要ですか?
A
必要です。
初期は消毒、傷が治まるまでは感染症の防止と傷の状況を見る必要があるので施術後は通院は頻繁になります。
徐々に間隔をあけていきます。
Q 脳梗塞の後遺症などでも手術は受けられますか?
A
現状の症状によりますが、ご自身の意思で手術を決めることができ、医師の指示に従えるようであれば可能です。
ただし、糖尿病などほかの病気がある場合は支障が出る場合がありますので、ご相談させていただきます。